お客様と毎月面談する理由

こんにちは。

名古屋丸の内の女性社労士、望月麻里です。

算定基礎届の提出が無事終わったので、少しずつ日常に戻りつつあります。

提案資料の作成や、ホームページ改修など、先月なかなかできなかったことがあるので

準備してきたいと思います。

さて、本日のブログは、「お客様と毎月面談する理由」についてです。

料金表をご覧いただいた方は、「他にも安いところありそう…」と感じると思います。

個人的には、「給与計算代行+労務相談」のサポートをメインで行いたく、

この金額にしています。

この中で、「毎月面談」というサポート内容があります。

今回は、どうして毎月面談しているのか、どんなことをしているのか

ご紹介します。

勤務時代、忙しすぎてお客様から連絡来るのが嫌だった

社労士法人に勤務していた時は、約30社の給与計算と労務相談を担当していました。

毎日給与計算をして、納品するイメージです。

とにかく…忙しかった!!自分ではキャパオーバーでした…

給与計算にかなり時間がかかり、お客様からの問い合わせも多く、

「頼む、15日締めの給与計算の期間は相談来ませんように…!」

と、正直思っていました。
(本当に申し訳ないです)

事務所の方針で、お客様からの問い合わせも1時間以内に返信しなければならず、

少し給与計算しては返信し、また給与計算に戻りまた返信し…

という毎日でした。

相談が来るのはいつも同じ会社、同じ内容だと気づく

そんな日々を送っていたのですが、ある日気づきました。

「相談来るのって、毎回同じ会社だし、同じ内容じゃない!?」と。

ちなみにこれは、私の担当先だけではありません。

同僚の担当先でも同じ現象がありました。

例えば、

・従業員が入社してもすぐ辞める。どうしたらいい?

・給与計算システムの使い方わからない。どうしたらいい?

・この勤怠の集計どうなる?良く分からない。

・従業員に扶養の相談されたけど、良く分からない。どうしたらいい?

・この有給処理どうしたらいい?

などなど…

特に退職者多い、扶養関係、有給の相談は多かったです。

お客様も忙しく知識が無かったりするので、本当は時間を取ってお伝えしたい。

しっかり話を聞いてあげたい。

きちんと対応して、双方負担が減るような提案をしたい。

そう思うようになりました。

でも、時間がなくてできない…

毎月ちょっとでも時間を取ってお話できたら…

と思いはしましたが、実際は目の前の業務に手一杯。

自分にそんな余裕はなく、お客様への提案も全くできませんでした。

大変な会社はずっと大変なのかもしれない…

でももうしょうがないのかな…

そんな風に思っていました。

独立してから毎月面談をやろうと決める

そして独立し、一番最初にやろうと思ったのはきちんと毎月面談をすること。

顧問という形をあえて取っていませんが、ご依頼いただいたお客様とは毎月面談し、

労務情報を提供したり、お困りごとをサポートできるよう提案する時間を

月に1回行っています。

例えば、今はスタートアップ企業の経営様が多いので、

・パートの社保扶養と所得税の扶養のちがい

・正社員が入社したらやること

・36協定とは

・スマートHRを使ってラクに入社連絡

などなど、その時のお客様の会社で発生したことに関する情報や提案をしています。

毎月資料も作り、資料をもとにお話ししています。

個人的には今の方法が気に入っていて、

トヨタ生産方式ではないですが、こちらも社労士として

・必要なときに

・必要な分を

・必要なだけ

お仕事をして、そこに対して報酬をいただいています。

私が静岡で勤務していた事務所もそうだったのですが、

特に毎月何もしていないけど顧問だから毎月報酬をいただいている、

ということが良くありました。

士業事務所側からすると、コスト0利益100なのでとても良いですが、

今私がご支援しているスタートアップ企業様には、正直好まれないと思います。

私も、何もご支援できていないのに顧問だからと報酬をいただくのは嫌なので、

毎月しっかりとご支援し、それに対して報酬をお支払いいただいています。


このような理由で、毎月お客様と面談を行っています。

「いや、毎月面談とかめんどくさいからいいよ!

給与計算代行だけ安くやってよ!」

という方ももちろんいらっしゃると思いますし、

それもとても良いことだと思います。

ですが、私は毎月の面談で給与計算代行プラスαの支援を目指しているので、

このような料金設定にしています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。