【定額減税】注意!子供のカウントの仕方

こんにちは。
名古屋丸の内の女性社労士、望月麻里です。

昨日、国税庁から定額減税の公式解説動画が出た、というブログを投稿しました。

私も動画を視聴しました。とても分かりやすいですよね。

でも…実務としては複雑すぎる…

個人的に特に注意しないと、と思ったのが、扶養親族、特に子供のカウントです。

なぜなら、16歳未満の子供も対象になるからです。

実は、所得税法上の扶養親族とは、「その年12/31現在の年齢が16歳以上の人」をいいます。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんや、3歳児は扶養親族ではありません。

ここもややこしいポイントだと思います。

子供を養育している=養っている=扶養親族

という方程式が頭の中に浮かぶ人がほとんどだと思います。

ですが、今回の定額減税では

所得税法上では扶養親族としてカウントしない16歳未満の子供も、カウントされます。

通常の所得税を計算するときはカウントしないのに、
定額減税ではカウントする。

ここが実務で混乱するポイントではないかと思います。

不安な経営者の方、給与計算担当者の方は早めに税理士・社労士と連携を取りましょう。

同時期に、

・新しい住民税の金額へ変更
・住民税の定額減税

も開始となります。

「6月に入ってからでいいか…」

と思うのは危険です。

給与計算のシステム仕様変更もあり、仕様変更に伴い別の箇所で不具合が生じる可能性があります。
それの対応に追われて、思った以上に時間が取れない、なんてこともありえます。

早め早めに動いておくと、安心です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。