給与デジタル払いの現状を調べてみた
こんにちは。
名古屋丸の内の女性社労士、望月麻里です。
本日、「今日のインスタグラムの投稿なににしようかな~」と悩んでいたのですが、
ふと「そういえば給与のデジタル払いってどうなっていたんだっけ?」と思い、
調べてみました。
去年話題になりましたが、その後実際にデジタル払いに変えたよ!という人に会わなかったので、
結局どうなったんだろう?と思い…
調べてみた結果を、ブログに書きたいと思います。
結論:まだ始まっていなかった!
調べたところ、まだ始まっていませんでした。
給与のデジタル払いは、以下3つの流れで進んでいきます。
❶資金移動業者(○○Pay)が厚生労働大臣に指定申請、厚生労働省で審査
❷各事業場で労使協定を締結
❸締結後、個々の労働者に説明し、労働者が同意した場合にはデジタル払い開始
2024年7月現在でも、❶の審査中でした。
いつ申請したのか分かりかねるのですが、まだ審査に時間がかかりそうです。
従業員へのアンケート調査もまちまち
でも、実際本格的に始まりそうになったら一体どうなるのか。
給与を受け取る側の従業員はどう思っているんだろうと、
色々アンケートも調べてみたのですが、調査結果もまちまちでした。
「3人に1人がデジタル払いを希望」
という記事もあれば、
「9割が銀行振込のままを希望」
という記事もあり、もうこれは一般的にどうとかではなく、
その会社の人ごとによりますね…
従業員の年齢構成によっても変わってくるんだろうな~と思います。
会社独自のアンケートが必要かも
「いや、うちの会社は給与のデジタル払いとか、関係ないからな…」
と思う方も多いと思いますが、こういった情報は従業員のほうが詳しく知っていたりします。
特に若い方だと、自分でお金の勉強をしている方も多いので、
バンバン質問をしてくることが考えられます。
いますぐ必要は無いかもしれませんが、自社の従業員がどう思っているのか、
機会があれば聞いてみるのも良いかもしれません。
実際本格的に給与のデジタル払いを導入する場合は、
・給与計算システムが対応しているかの確認
・実際の対応の労力や手数料の検討
・労使協定の締結
・従業員の同意を得る
などなど、やることが多いです。
「色々準備があるんだな」と頭の片隅に入れておきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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