給与計算を始める前にやるとラクなこと
こんにちは。
名古屋丸の内の女性社労士、望月麻里です。
昨日8/25は社労士試験でしたね。
受験された皆様、お疲れ様でした!
今はゆっくりと休まれてほしい、心からそう思います。
さて、本日のブログは給与計算。
毎月の給与計算を始める前に、これやっておくとラクになります!ということを紹介します。
①基本給、役員報酬の金額の変更
給与計算に時間がかかる原因の一つに、「やり直し」というものがあります。
「チェックを進めていたのに、変更点を反映し忘れていた」
というものです。
それで全てのチェックがやり直しになり、2倍3倍時間がかかります。
基本給や役員報酬など、既に変更が分かっているものは事前に変更をしておきましょう。
②手当の変更
こちらも①と同じですね。
既に金額の変更が分かっているのであれば、事前に変更しておくことがラクになる秘訣です。
給与計算担当者の場合は、社長から「これ変更しておいて」と急に言われて焦ることもあると思います。
こちらから社長へ「次の給与計算で、手当の変更など発生する方いますか?」
と、確認するようにすると、焦りから発生するミスを防げます。
③社会保険料、住民税の変更
特に慎重になるのが、控除の金額変更。
社会保険料と、住民税の変更です。
社会保険料の変更は、年金事務所へ随時改定の手続きを行うと、
新しい保険料等級の通知書が届きます。
「いつから保険料が変更になるのか」書いてあるので、届いた時点で
給与計算システムへ反映しておくと安心です。
住民税も同じように、金額が変更になった場合は市区町村から
変更通知書が届きます。
こちらも届いた時点で反映しておきましょう。
「あとでまとめてやればいいか~」だと、忘れてしまいがちです。
大人数でなければ、届いた時点でやってしまったほうが確実です。
➃財形貯蓄、積立金の変更
こちらも控除金額変更です。
年齢や勤続年数によって、財形貯蓄や積立金の金額が変わったりする会社が多いと思います。
これも給与計算期間に入ってから従業員の情報を調べて、
就業規則を確認して、となると大変です。
事前に時間を作り、変更がないかを確認しておきましょう。
今回は、給与計算をラクにするコツをご紹介しました。
人間は忘れてしまう生き物です。
「あとでやろう」と思ったらすぐ忘れてしまうので、
変更点の反映は忘れる前に行うことが肝心です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。